ヒロアカが苦手な女の話
※ヒロアカが悪いとかじゃなくて私の性格が悪いだけなので、ヒロアカの悪口では無いので、そこは勘弁してください。
ヒロアカ苦手
これ、オタク友達に言うと「え!?」みたいな反応されたんですよね
そうだよね〜めっちゃ人気コンテンツですもんね、アニメ四月からまたやるんですか?おめでとうございます
でも私からしたらその人気っぷりが「え!?」なんですよね
私、ヒロアカを好きになれるのって陽キャだけだと思ってて、俗に言うオタクに分類される人間はヒロアカのこと嫌いだと思ってたんですよ(理由は後述します)
ところが蓋を開けてみると
あらびっくり!
このコンテンツ、オタクめっちゃおるやん…
めっちゃオタクから人気あるやん…
何で…?
私は今20歳で成人してるんですけど
20年も生きてきてるのにイマイチ自分の個性というか、アイデンティティというか、そういうのが掴みきれてないんですよね
でも日常生活においては別にこれでいいや〜って思ってます、人間そんなもんだよってことにしてます
この年になると夢とか希望とか個性とか自分への特別感というか
小さい頃特有の全能感?みたいなものが薄れてくるじゃないですか
これっぽいこと涼宮ハルヒの何かしらで言ってませんでしたっけ、うろ覚えです
そんな感じで生きてる私にとって、ヒロアカって妬み僻み嫉みの対象にしかならないんですよね
人口の8割が個性?え?個性?個性を持ってる?え?えぇ…(心の折れる音)
この時点で何かもう、私みたいな無個性かつろくでもない人間は心折れるんですよね
羨まし〜!何なん!自分は何者である!みたいな!アイデンティティが!目に見える形で!発露する!
羨ましすぎて吐くし、私は性格が悪いのでそれが妬みと僻みと嫉みに転じてしまう
主人公の緑谷出久に至っては
無個性だったのに憧れの人から個性を貰ってヒーロー科に入学
えぇ〜…
えぇ〜…
めっちゃ嫉妬しかない
この年まで特に個性やアイデンティティを獲得できずにのうのうと生きてきた私にとってあまりにもあまりにもあまりにもあまりにもすぎる
自分と対比させた時、登場する文字通り個性溢れる若い子供達と、個性もクソもないろくでもない成人した私
心折れるんですよね
苦手でしかない
でも話の展開とかバトルとかめっちゃ熱いし、登場人物にコンプレックスさえ持たなきゃ絶対面白い!ってのは理解してます、王道!少年漫画!
自分に自信のある陽キャの人とかは好きなんだろうな〜
(20年間ずっと陰キャで生きてきたので、陽キャの人達が自信持ってるかどうかの実情とかはよく分からないんですけど)
とか何とか思ってたら別に陽キャとかじゃなくて、普通にオタクだと思ってた友達が皆ヒロアカ面白いって言ってて、え!?!???ってなりました
え!?オタクって陰キャじゃなかったっけ!?
え!?皆体育祭めんどくさいとか言ってなかったっけ!?ドンキの前にたむろしてる治安悪めのパリピ見てめっちゃ遠巻きに歩いたりしなかったっけ!?みたいな
裏切られた気分とはまた違うんですけど…いや…なんというか…モニョモニョ…上手く言えず…
というのを先日飲み会でオタクの先輩に話したら
先輩「それ現実とフィクションを区別できてないだけじゃないの」
と言われ
なるほど…!
陰キャ陽キャ関係なく…!
ヒロアカを面白いと思ってる人達は…!
現実とフィクションの区別がつく立派な人間だったんだ…!
なるほどなぁ〜(目からウロコ)
先輩「あと純粋に性格が悪いよね、僻み根性が強すぎる、絶〇先生の巻末の紙ブログみたい」
私「先輩、性格が悪いのは認めますけど、最後のは久〇田先生への風評被害になります」
確かに絶〇先生好きですけど
なるほどみんな性格がいいんだな…
オタクのみんなを勝手に同類だと思っていたことをここに謝罪します、申し訳ありませんでした
いつかヒロアカを面白い!って言えるような人間になりたいな〜と一瞬思ったけど別になれなくていいです、なんかそれこそアイデンティティ崩壊しそう、自分が無くなる気がする